「いいゲーム」とか「面白かった」はもううんざり!
もっと濃いレビューが読みたい!
先日、久しぶりに再会した古参ゲーマーと話す機会に恵まれた。
まわりに最近老害呼ばわりされているんだと自笑を浮かべた彼は、こちらが聞いてもいないのに最近遊んだ新作ゲームについて、まくしたてるように語り始めた。
早口すぎてところどころ何を言ってるのかわからなかったが、知見に基づくピンポイントすぎる賞賛と、毒をたっぷり含ませた底意地の悪いジョークが、ない交ぜになったそれは、まさに批評と呼ぶにふさわしいものだった。
偏ったボードゲームの批評をもっと聞きたい。そう思い立ち、ウェブを見渡して見ても求めているものがなかなか見つからない。
じゃ、自分で作るかと、老害と呼ばれがちな人達にレビューをお願いして、クロスレビュー風にまとめてみることにした。
上がってきた原稿はどれも個性に溢れており、期待どおりの内容なのだが、みなさん書きたいことが多すぎて、ことごとく文字数がオーバーしてるって!
マニアから奇人まで、クセのある方々のゲームレビューをまとめて掲載する。前記の理由により人によっては長文すぎて読みにくい仕様となっておりますのでご了承を。でも、これこそが私が読みたかったレビューだ!
ザ・マインド
原題:The Mind / デザイナー:Wolfgang Warsch / メーカー:日本語版 アークライトゲームズ、NSV(Nurnberger-Spielkarten-Verlag)
発売年:2018年 / 価格 1944円
プレイ人数:2人~4人
プレイ時間:20分(1ゲーム)
対象年齢:8歳~
本作を含め、ドイツ年間ゲーム大賞2018のノミネート6作品中、3作品に携わっているデザイナー・ヴォルフガング・ウォルーシュが手がけた今年いちばんの話題作。
※【注意】レビューにはある意味ネタバレが含まれているので、遊んだことがない人はもちろん、遊んだことがあっても、ゲームの説明書を最後まで読んでいない人は読まないで